あのヒトを好きになった
その瞬間を 例えると
ふわふわと ふくらんだ紙ふうせんを
一瞬で ギュッと 両手で握りつぶされた
そんなイメージ
それまで フラフラと浮いてる紙ふうせんみたいだった私のココロを
一瞬で ギュッてわしづかみされて
グシャッて握りしめられた
胸が痛い…
胸の痛みを感じたのが
恋に落ちた瞬間だったのかも
あのヒトを想うたびに
紙ふうせんは
少しずつ 少しずつ ふくらんで行く
白いだけの紙ふうせんが
想いの分だけ 少しずつ 少しずつ 色づいて行く
いつしか
その紙ふうせんは
元の大きさより 少しずつ 少しずつ 大きくなって行く
あのヒトを想って
紙ふうせんはふくらんだり しぼんだり
あのヒトの言葉で
紙ふうせんはふくらんだり しぼんだり
色鮮やかになったり
一瞬にして破裂したり
あのヒトを想う恋ゴコロと
あのヒトで
私のココロの紙ふうせんは創られて行くの
紙と同じ そのココロは
とても柔らかくて
とても脆い
すぐに破けたりしてしまう
ねぇ お願い
そんなに簡単に
破いたり 燃やしたり…
壊さないでほしい
失くさないでほしい
私のココロで出来た紙ふうせん
できれば
あのヒトの手のひらで包まれたい
私だけの紙ふうせん
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