昨日暖かかったからか
早咲きのたんぽぽ一輪が
庭の片隅で咲いていた
黄色い小さなたんぽぽ
陽の光を浴びて 燦々と咲く黄色いたんぽぽ
小さくてもその姿は 笑顔を振りまいてるかの様
何処かうらやましい
踏まれても その姿を保ってる
まるで
愛想笑いでもしてるかの様
ああ
今の私もたんぽぽみたいなものなのかな
どんなに傷つけられても
ニコニコして
表向き 愛想笑いをしてる
笑顔が強張ってる
愛想笑いをする度に
胸がどんどん苦しくなって行く
でも 笑わなきゃ
たんぽぽは どんなに踏みつけられても
見る形も無くならない限りは
陽の光を浴びて また起き上がる
陽に向かって…
その様は どこか眩しいくらい
私にとっての陽の光は あのヒト
あのヒトだけが
強張った笑顔をほどいてくれる
本当は 愛想笑いなんかしたくない
愛想笑いじゃない 笑顔を手に入れたい
ほどいて欲しい
けれど
陽の光は無い
今日も眩しい
小さい黄色いたんぽぽ
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